内分泌疾患専門病院
甲状腺・副甲状腺疾患、糖尿病などの生活習慣病

もっと知りたい採血のこと!(2)

もっと知りたい採血のこと!(2)

当院の外来採血は臨床検査技師が担当しています。
採血の基本技術習得後にスキルアップ研修を重ね採血業務に従事しています。
不安なことやご質問などありましたら採血担当者へご相談ください。
前回に続いて今回も採血の際に患者さんからよく尋ねられる質問にお答えします。

採血前は食事をしないほうがいいですか?

当院での採血は,特別に医師の指示がある場合を除いて食前・食後にかかわらず行っています。遠方から来院される患者さんが空腹で気分不良にならずに済むほかに,食後にお薬を服用している患者さんが多いこと,甲状腺ホルモンが食事の影響を受けない検査項目であることなどがその理由です。
ただし検査項目によっては当日および前日の食事の影響を受けるものがあります。「血糖値」と「中性脂肪」は食事の前後で大きく数値が変化します。血糖値は食後急速に高くなります。中性脂肪の値は徐々に上昇して数時間は高値が続きます。脂質は食後緩やかに吸収されるためです。検査当日だけでなく前日(特に夕食)も脂質の多い食事(うなぎや焼き肉,揚げ物など)は避けたほうがよいでしょう。
空腹時の採血が必要な場合には,食事をとらずに来院するよう事前に医師からお伝えします。指示がない場合は通常通り食事をとっていただいて構いません。

アルコール消毒で皮膚が赤くなります

当院では,採血の際に採血部位をアルコール消毒しています。
採血後に皮膚が赤くなったり痒くなったことがある方は,皮膚消毒に使用したアルコールに反応する体質をもっている可能性があります。このような体質の方はめずらしくありません。当院ではそのような患者さんに対して専用採血台を設けています。アルコールが入っていないクロルヘキシジン消毒液で対応しますので,採血担当者にお伝え下さい。また,止血で使用する絆創膏やテープにかぶれやすい方もいますので,採血後に何か変化があった場合には遠慮なくご相談ください。

採血をすると気分が悪くなります

採血をすると気分が悪くなるという方には,採血室内に設置したベッドで横になった状態のまま採血を実施しています。採血への不安が強いまたは極度に緊張する方はベッドでの採血をおすすめしますので,採血担当者にお申し出ください。

血液が止まりにくいです

血液が止まりにくい方,血液をさらさらにする薬などを内服している方や内出血をしやすい方には通常より長めに10分間の圧迫止血(採血部位を指でしっかり押さえる)をお願いしています。袖口がきつめの衣服を着用することによって血液が止まりにくくなることもありますので,採血をする日は袖口がゆったりした衣服の着用をおすすめします。
また,内出血による紫色のアザができることが稀にありますが,2週間ほどで自然に消えます。

採血量はどのくらいですか?

採血管の本数が多いと血液量が多いと感じられるかもしれませんが,1本の採血量は多いもので5ml,少ないもので2mlです。本数が多くなると採血量が10mlを超えることもありますが,貧血になったり血圧が低下するような量ではありません。

(野口病院検査科臨床検査技師)

Tags: