生理機能検査
心電図検査
心電図検査(ECG)とは
安静を保った状態で、両腕、両脚、および胸部に電極を付け、心臓の電気的活動を計測する検査です。心拍数とその規則性(リズム)、心臓の大きさと位置、狭心症や心筋梗塞などの病変がないかどうかを調べます。検査は、約1分間ですぐに終わります。心電図検査は痛みもなく身体に無害です。
検査の受け方と注意事項
- 検査にあたって、時計やネックレス等は装着したままでも検査は出来ます。心電図検査は、心臓の電気的活動を観察するだけで、感電するわけではないので、痛みもなく身体に無害です。
- 心電図検査は心臓の検査ですので、胸部に電極を付けるために、上半身裸になってもらいます(シャツをめくって胸をだせる方はそれでも結構です)。また、両腕と両脚にも電極を付けますので、手首と足首も出るようにしてください。このとき、ストッキングはつけたままでは検査できませんので、はずしてください。
- 次に電極を付けるため、ベッドに上を向いて寝てください。もし腰痛などベッドに上を向いて寝ることができない方は、あらかじめ検査技師に声をかけて下さい。
- 準備が出来ましたら、患者さんの胸と手首、足首に電極を付けていきます。このときに、皮膚と電極を密着させるためクリームを塗ります。検査に使うクリームは身体に害はありません。また、検査後きれいに拭きとります。
- 検査の間は、手は身体の横に置き,力を抜いてゆったりと楽にしていてください。腕や足を曲げていた方が楽なら,曲げていても結構です。場合によって短い間息を止めるよう声をかけることもあります。検査の時間はおよそ1分間です(ただし、患者さんの状態によってはもう少し時間がかかる場合があります)。
心電図の特徴
心臓の活動により生ずる電気的刺激を記録したもので、心臓検査の最も重要な方法の一つです。調律(リズム)異常、刺戟伝導障害、心筋の機能状態、薬の強さやペースメーカーの動作変化等を調べます。
肺機能検査
肺にどのくらいの量の空気を吸い込み、吐き出す力があるかを調べる事によって、肺の機能を調べます。単純な胸部X線写真では分からない肺の機能が分かります。
聴力検査
眼圧測定検査