1999年9月25日、野口病院内科は糖尿病の専門医を目指す医師を教育する診療科として日本糖尿病学会 http://www.jds.or.jp/ より認定されました。大分県内では大分医科大学附属病院第一内科、大分県立病院第一内科、アルメイダ病院内分泌科についで4番目の認定です。これは野口病院内科が、甲状腺疾患と同様に糖尿病についても専門的な診療を行ってきた実績が認められたものと受け止めています。これを機にさらに糖尿病診療のレベルアップをめざし、より多くの糖尿病患者さんのお手伝いができるよう努力したいと思います。
また、大分県では1999年より地域糖尿病療養指導士の認定制度が発足していますが、当院からも看護師や管理栄養士がこの資格を取得しています。2001年からは、全国レベルでの糖尿病療養指導士の認定制度も始まり当院の看護師と管理栄養士も認定されています。
糖尿病と甲状腺疾患の両方で受診された方は甲状腺外来初診担当医の診察と糖尿病外来担当内科医の診察があります。糖尿病で受診された方は糖尿病外来担当内科医が診察致します。糖尿病手帳、お手持ちの内服薬やインスリンをご持参下さい。受診日の朝食と朝の薬については前もってご相談下さい。
なるべく糖尿病外来担当内科医の診察も受けることをお勧め致します。
詳細は代表0977-21-2151までお問い合せください。
各医師の外来診察日はこちらのページをご参照ください。
当院で定期的に開催されている糖尿病教室の内容と参加方法とをご紹介いたします。
− 糖尿病教室のご案内ページ へ −
糖尿病教室とは別に管理栄養士が個人別の栄養相談を承ります。外来診察の前後の時間を約1時間利用して皆様の病状にあった食事療法の説明、献立の提案などを致します。
栄養相談の前にあらかじめ日頃の食習慣に関するアンケートと食事の記録をお願い致します。できればご家族の食事を作る人にも聞いていただければさらに効果的です。また、一度だけでなく繰り返し栄養相談をお受けになるようお勧め致します。
野口病院では短期教育入院のプログラムを用意しています。皆様の病状に応じて外来診察医がご提案致します。標準のプログラムは以下のとおりですが、病状などに応じてひとりずつ細かい変更があります。約2週間の入院中に糖尿病教室、ビデオ、個別栄養相談などで糖尿病に関する知識を習得していただき、種々の検査によって合併症のチェックを行います。必要な方にはインスリン自己注射や血糖自己測定の練習もしていただきます。退院後ご家庭で食事療法、運動療法を含めた自己管理ができるよう入院中にお手伝いさせていただきます。入院費用の自己負担分は3割負担の場合で平均約8.7万円です。
最近初めて糖尿病と診断された方、血糖コントロールがうまくいかない方には教育入院をお勧め致します。
第1日(月) | 入院 | オリエンテーション |
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第2日(火) | 入院時検査 | 糖尿病教室 |
第3日(水) | 眼科受診 | 診察 |
第4日(木) | 体重測定 | 糖尿病教室 |
第5日(金) | 服薬説明 | |
第6日(土) | ビデオによる学習 | |
第7日(日) | ||
第8日(月) | 体重測定 | ビデオによる学習 |
第9日(火) | 糖尿病教室 | |
第10日(水) | 個別栄養相談 | |
第11日(木) | 体重測定 | 糖尿病教室 |
第12日(金) | 診察 | |
第13日(土) | 退院 |
血糖測定は原則として毎日行います。また、このスケジュールの合間に合併症診断のための検査、必要な方には運動療法の説明、インスリン自己注射や血糖自己測定(SMBG)の説明、薬剤師による服薬説明、管理栄養士による個別栄養相談を行います。
入院案内でご説明したもののほか、次の中にお持ちのものがあれば入院時にご用意下さい。
日本糖尿病協会 は糖尿病の克服をはかることで国民の健康増進に寄与するために設立された会です。 野口病院には日本糖尿病協会大分県支部の分会として野口病院糖尿病友の会があります。 入会ご希望の方は外来予診受付にてご相談下さい。入会金は不要ですが会誌代として年会費を3000円いただいています。 会員には毎月機関紙「弥生」と月刊誌「さかえ」が送られてきます。どちらも糖尿病に関する有益な情報が満載です。
分会独自の活動としては今のところ糖尿病教室しかありませんが、今後楽しみながら勉強できるような催しや 患者さんどうしで経験談を話しあっていただけるような会などを企画していきたいと思います。