内分泌疾患専門病院
甲状腺・副甲状腺疾患、糖尿病などの生活習慣病 Facebookページへ Twitterへ

患者さんへアンケート調査ご協力のお願い

野口病院では患者さんを対象としてのアンケート調査を実施しております。当院で入院治療をされた患者さんには、以下の内容を丁寧に説明し、退院されたあと定期あるいは不定期に調査用紙をお送りしております。

アンケート調査の第一の目的は

アンケート調査を機会に患者さんのお体の状態をご自身で確認していただき、必要なら適切な時期に医療機関にかかっていただくことです。

甲状腺の病気は、種類にもよりますが、きちんと治療すれば比較的予後の良いものです。しかし、少数ですが、退院して長い年月が経過した後にも、再発したり甲状腺ホルモンが過剰あるいは不足した状態になることがあります。このような場合には適切な時期に治療すれば治癒率は高いのですが、放置すると手遅れになることもあります。アンケート調査のお返事と診療の記録を検討して、必要な場合には、患者さんご自身に野口病院あるいは近くの医療機関での受診をお勧めする連絡を差し上げます。

また、何らかの理由で受診の間隔があいてしまい、受診しづらくなる方もいらっしゃいます。その様な方が改めて受診するきっかけにしていただきたいとも期待しています。

アンケート調査の第二の目的は

過去に行った治療の成績を詳しく検討することによって診断や治療の方法をより良くすることです。

診断法や治療法を向上させるためには、患者さんの長期にわたる状態を知っておく必要があります。アンケート調査の内容と当院での診療の記録、および新たな医学知識を基に、成績を詳しく検討することによって、それぞれの患者さんに一番良い治療法を選ぶことができるようになります。また、この結果は学会などで発表し、ひろく診断法や治療法の向上に役立てます。その際、患者さんのプライバシーを侵すことは全くありません。

このようなことをご理解いただき、野口病院からアンケート調査が届きましたら、ご回答を返送下さいますよう、ご協力をお願い申し上げます。