内分泌疾患専門病院
甲状腺・副甲状腺疾患、糖尿病などの生活習慣病 Facebookページへ Twitterへ

創立100周年のご挨拶

創立100周年を迎えて

2022年7月15日に無事100周年を迎えることが出来ましたのも、皆様方のご支援とご協力のお陰であると深く感謝申し上げます。
当院の初代院長野口雄三郎は開院(大正11年)当初より学術的で質の高い医療を目指して参りました。縁あって炭鉱事業で財を築かれた佐藤慶太郎氏より目指す医療の理解を得て開院資金を寄贈して頂きました。諸処に寄付をされた佐藤氏の日常は質素倹約を旨とされていたそうです。その精神は現在に至るまで野口病院内にも受け継がれているように思います。
2代目院長野口秋人は病院にも自宅にも終生自動車を置きませんでした。浄財を頂いて始まった病院だからと病院の持続と患者様の事を一番に考え長年努力を続けました。また、病院を私すべきでは無いと戦後間もなく医療法人に致しました。
3代目院長野口志郎も先達の教えに従い、終生診療と医療の研究に邁進した生涯でした。
お陰様で村上司現院長を始め医師並びに職員スタッフ全員がこの精神を受け継ぎ、永遠のテーマである「良い病院とはなにか」ということを常に念頭において日々努力しています。過去の実績を踏まえながら、より高度な専門病院としてこれからも精進して参る所存です。どうぞ今まで同様ご支援を賜りますよう御願い申し上げます。

理事長 野口 凉子

創立100周年に際して

平素からご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。
さて、弊院は本年7月15日をもって創立100周年を迎えることができました。1922年に別府市野口中町(当時の表示では別府町大字別府)において診療を始めた当時の建物は野口病院管理棟として国の登録有形文化財に登録され、現在も大切に保存されております。赤いとんがり屋根のある洋風建築は病院のシンボルとして親しまれておりましたが、2013年5月からは現在地の新病院で診療しております。弊院はこの100年間一貫して甲状腺疾患の診療を主たる領域として診療と研究を続けて参りました。内科・外科・放射線科などの縦割りによることなくすべての診療科が協力して、患者様にとって最善の医療を提供できるよう努めて参りました。また、診療経験によって得られた結果を分析し、次の診断と治療に活かすための研究を怠らないことがもうひとつの弊院の伝統でございます。
幸いにも患者様や先生方からこのような姿勢をご評価いただき、永い間甲状腺を中心とする内分泌疾患領域の診療を続けられていることを感謝しております。今後も時代の変化に応じて進化できますよう、今まで以上に甲状腺疾患の診療研究において努力を惜しまない所存でございます。また、これまで診療を継続できたことは関連企業の皆様や、共に働いてくれている職員とそのご家族の皆様、過去に弊院で働いて下さった皆様のおかげであると感謝しているところでございます。このことを決して忘れることなく次の100年に臨みます。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

院 長 村上 司